ニュースになる仕事
入社1年目の秋、教育担当の先輩社員にサポートしてもらいながら数千万円の製膜装置の改造を行う案件と、数億円規模のプロジェクトを手がけました。入社早々、扱う金額の大きさと責任の重さを実感しました。それまで見てきた数字と文字通り「桁違い」の金額です。作った見積もりを穴が空くほど見返し、契約書の中身も何度も何度も慎重に確認したのを今も思い出します。
検討事項が多く、お客様の要望のすべてにお応えする難しさを学びながら、2年目の末に注文書を受け取りました。これだけで十分にうれしかったのですが、直後にそのお客様の設備投資戦略を取り上げたニュースを新聞に見つけました。この中には私が手がけた装置も含まれていました。驚き、喜びとともに自分の仕事がいかに大きなものかをこのときに初めて理解しました。